花の詩vol.69『ポーチュラカ』(スベリヒユ科)

 更新が大幅に遅れてしまいました。申し訳ありません。

 

 ポーチュラカは、南北アメリカを中心とした熱帯~温帯を原産とするスベリヒユ科の植物です。

 

 地面を這うように茎を伸ばし、初夏から秋にかけて花を咲かせ続けます。

 

 温暖な地方では1~2年草、もしくは多年草ですが、寒さに弱いため日本では1年草として扱われることが多いようです。

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花の詩vol.68『ヒガンバナ』(ヒガンバナ科)

 ヒガンバナはヒガンバナ科の多年草です。名前のとおり、秋の彼岸(9月中~下旬)頃に花を咲かせます。

 

 別名は曼殊沙華(まんじゅしゃげ)、学名はリコリス・ラジアータといいます。『リコリス』とはヒガンバナ科ヒガンバナ属(リコリス属)の総称です。リコリス=ヒガンバナと勘違いしそうですが、ヒガンバナはリコリスの品種のうちのひとつなのです。

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花の詩vol.67『キキョウ』(キキョウ科)

 キキョウは、キキョウ科キキョウ属の宿根草で、東アジアに広く分布しています。

 

 開花期は6~11月。星形の美しい花を咲かせます。

 

 英名は『Balloon Flower』。これは、蕾が風船のように丸く膨らみ、はじけるように咲くことから名付けられたそうです。

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花の詩vol.66『エゴノキ』(エゴノキ科)

 エゴノキはエゴノキ科エゴノキ属の落葉高木です。

 

 日本では北海道から本州、四国、九州、沖縄まで広く分布し、山間の雑木林などで自生します。日本原産の花木で、『万葉集』にも登場します。

 

 また、家庭のシンボルツリーとしても人気のある樹木です。暑さ・寒さに強く丈夫です。が、成長が早いため、こまめな剪定が必要となります。自然な樹形を楽しむ木ですので、強剪定が必要にならないよう定期的に混みあった枝を抜いてあげると良いでしょう。

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花の詩vol.65『カーネーション』(ナデシコ科)

 カーネーションはナデシコ科の多年草。母の日に送る花として親しまれていますね。

 

 波打つような花びらが重なり合い、可愛らしくもあり、華やかさも兼ね備えた花は、今も昔も変わらず人気を集めています。

 

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花の詩vol.64『スイートピー』(マメ科)

 スイートピーの原産地はイタリアのシチリア島。マメ科の一年草です。

 

 ツル性で、巻きひげを絡ませながら伸びていきます。

 

 松田聖子さんの『赤いスイートピー』で歌われるように春の花のイメージが強いスイートピーですが、春咲きのほかに夏咲き、冬咲き、切り花に利用される高性品種、背が高くならず横に広がる矮性品種などがあります。特に矮性品種は支柱やネットが不要で育てやすく、ガーデン用として重宝されています。

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花の詩vol.63『サクラ』③(バラ科)

 

 ~ さくらちる うつくしくちる にほんだな ~

 

 

 この句は15年前、中学1年生の女の子が詠んだものです。新潟日報ジュニア文芸欄に掲載され、年間大賞を受賞しました(H20.2.9 新潟日報より)。

 

 「ちる」を重ねて語感の良さを出し、花びらがひらひら舞う感じを表現するために全てひらがなにしたそうです。そして、最後の「にほんだな」という言葉が何とも言えず心に響くのです。

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花の詩vol.62『クリスマスローズ』(キンポウゲ科)

 

 冬の花の少ない時期に、少しうつむいて可憐な花を咲かせるクリスマスローズ。

 

 「ローズ」と言いますが、バラ科ではなくキンポウゲ科の植物です。欧米では、クリスマスの頃に開花する「ヘレボルス・ニゲル」だけをクリスマスローズと呼んでいたようですが、日本では、ヘレボルス属全体の呼称として「クリスマスローズ」が定着しています。

 

 株ごとに花形や花色が異なり、次々と花を咲かせます。ただし、花に見える部分は本来の「花弁」ではなく、花弁の外側に あたる部分の「萼片」です。

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花の詩vol.61『パンジー・ビオラ』(スミレ科)

 

 パンジー・ビオラはスミレ科スミレ属の園芸植物です。

 

 ヨーロッパにて複数の原種ビオラが交雑され、現在のパンジー・ビオラが誕生しました。

 

 花径4cm以上をパンジー、4cm未満をビオラと呼びますが、この中間サイズの小輪パンジーも存在することから、境目はあいまいになっています。

 

 近頃では、SNS上などで「パンビオ」とまとめて呼ばれるようになりました。

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花の詩vol.60『ペンタス』(アカネ科)

ペンタスはアカネ科に属する植物です。

 

本来は多年草(原産地のアフリカなどでは低木化する)なのですが、寒さに弱いため日本では一年草として扱われます。

 

代わりに夏の暑さ・乾燥にはめっぽう強く、5~10月ごろまで花を咲かせてくれます。

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花の詩vol.59『ガーベラ』(キク科)

 ガーベラはキク科の多年草です。

 

 ガーベラのもつ華やかな花は、切り花・寄せ植えとして非常に人気があります。

 

 花の大きさは3cmほどのものから10cmを超える大輪のものまで。花の形、カラーともバリエーションが豊富で、今なお新品種がつくり出されています。

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花の詩vol.58『シャクナゲ』(ツツジ科)

中国を中心にアジア、ヨーロッパ、北米等に広く分布。

日本原産のものに、アズマシャクナゲ、ヤクシマシャクナゲなどがあります。

 

海外の園芸品種は明治末期から輸入されていましたが、夏越しが難しいなどの理由で、一般に普及しづらかったようです。

日本での本格的な栽培は昭和に入ってからです。

近年は栽培技術の向上と、日本の気候に合った園芸品種が増えたことにより、気軽に楽しめるようになっています。

 

シャクナゲは地表近くの浅い場所に根を張ります。

このため、深植えにしたり、水はけが悪かったりすると、根腐れをおこしてしまいます。

水はけのよい用土で植付け、十分に水やりを行うのが理想です。

また、厚さに弱い種類が多いため、西日のあたる場所は避け、夏は寒冷紗等で日照量を調節してあげると良いでしょう。

花の詩vol.57『チューリップ』(ユリ科)

チューリップは、鮮明で豊富な花色と、すっきりした草姿をしているため、古くから人々に愛されてきました。

チューリップの属名トゥーリパは、トルコ語のツルバンという語に由来したもので、花形がターバンに似ているところからきているようです。

 

地中海東部沿岸から中央アジアが原産地。

16世紀にトルコからヨーロッパに紹介され、オランダはチューリップ王国となりました。

オランダにならって日本で球根生産が始まったのは、大正8年に新潟県の新津小合からです。

 

現在新潟県は、チューリップの切花生産額で全国1位、球根においても全国有数となっています。

 

 

新潟市では、恒例の「萬代橋チューリップフェスティバル」が5月1日まで開催されており、色とりどりの花を楽しむことが出来ます。

 

 

花の詩vol.56『プリムラ』(サクラソウ科)

 プリムラは、サクラソウ科サクラソウ属の園芸植物です。

 

 プリムラ(primula)とは、本来はサクラソウ属のラテン名なのですが、現在では主にこの園芸品種を指して呼ぶことが多くなっています。

 

 英名ではプリムローズ、独名でプリメル、仏名でプリムベールと呼ばれます。

 

 これらはいずれも「最初の」という意味を表す、ラテン語の“プリマ(prima)”という言葉に由来しています。この花が春一番に咲くというところから、この名がついたのでしょう。

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花の詩vol.55『ロウバイ』(ロウバイ科)

 ロウバイは、中国原産のロウバイ科ロウバイ属の落葉低木です。

 

 漢字で「蝋梅」と表記はするものの、バラ科のウメとは全く別の植物です。

 

 樹高は2~4mほどで、細い枝をさまざまな方向へ伸ばします。

 

 開花期は一般的には12月~2月頃。新潟では1月上~中旬頃から咲きはじめます。

 

 花の少ない厳冬期に、黄色い温かみのある花を咲かせてくれます。

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花の詩vol.54『ナナカマド』(バラ科)

 ナナカマドはバラ科の落葉広葉樹です。

 

 秋になると赤く色づく果実や紅葉する姿が美しく、庭木として人気があるだけでなく、北海道や東北では街路樹にも用いられてきました。

 

 開花時期は5~7月。白く小さな花を多数咲かせます。

 

 その後、鮮やかな緑色の実をつけ、時期が進むにつれて、緑→黄→赤と実の色が変化していきます。

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花の詩vol.53『シュウメイギク』(キンポウゲ科)

 シュウメイギクは、漢字では「秋明菊」と表記されます。

 

 その名の通り秋の風情を感じさせてくれる花で、花壇や鉢植えだけでなく、切り花としても好まれます。

 

 ただし、キクの仲間ではなく、アネモネなどと同じキンポウゲ科の多年草です。

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花の詩vol.52『ホトトギス』(ユリ科)

ホトトギス
ホトトギス

 ホトトギス(ユリ科ホトトギス属)は、日本原産の多年草です。

 

 あまり日の当たらない、やや湿潤な斜面や岩場などに自生します。

 

 開花期は8~9月。直径2~3センチほどの白地に紫色の斑点のある花をつけます。

 

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花の詩vol.51『ヒメユリ』(ユリ科)

 ヒメユリは、中国、朝鮮半島および日本を原産とするユリの仲間です。

 

 開花時期は6~7月。花の大きさは5~8cmと、他のユリよりも若干小ぶりではありますが、鮮やかなオレンジ色は見る人を惹きつけます。

 

 また、星形に花が開くことから、英名では『スターリリー』と呼ばれるそうです。

 

 日本では、東北地方から九州地方まで、自生しているものを見ることができます。沖縄には自生しておらず、沖縄県の『ひめゆりの塔』とは特に関係は無いそうです。

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花の詩vol.50『ノウゼンカズラ』(ノウゼンカズラ科)

ノウゼンカズラ

 ノウゼンカズラは中国原産の落葉つる植物です。

 

 夏の暑さに負けず、橙赤色の大輪花を1ヶ月ほど咲かせ続けます。

 

 つる植物といっても、フジやアケビなどのように巻きつくタイプではなく、幹(つる)から細かい吸着根を密に出し、他の樹木の幹や壁を這い登ります。

 

 つるの伸びがそれほど早くないので管理しやすく、大きな棚を必要としません。

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花の詩vol.49『ツユクサ』(ツユクサ科)

 今回は、ツユクサをご紹介いたします。

 

 ツユクサは、ツユクサ科ツユクサ属の一年草です。皆さんも夏の間、道端で咲いている姿を見かけたことがあるのではないでしょうか。

 

 開花時期は6月~9月の間。花は朝方に咲き、午後にはしぼんでしまいます。

 

 漢字表記の『露草』の由来には、そうした花の変化を「朝露」になぞらえた、という説があるそうです。

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花の詩vol.48『コブシ』(モクレン科)

 コブシは、ハクモクレンに似た白花をつける、春を告げる花として親しまれています。

 

 花の時期はとうに過ぎてしまいましたが、今回はコブシにまつわる伝説をご紹介したいと思います。

 

 熊本県五家荘付近、ここには平家の落人の哀しい物語が伝えられています。

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花の詩vol.47『マンサク』(マンサク科)

 マンサクは、日本の低山地に自生する花木です。

 

 春にさきがけ、細いリボン状の黄色い4弁花を枝いっぱいにつけ、野山を明るく彩ってくれます。

 

 春一番に咲く(まず咲く)ことから、この名があるといわれます。

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花の詩vol.46『キンリョウヘン』(ラン科)

キンリョウヘン

 近年、ニホンミツバチの減少が問題となっています。

 

 そのニホンミツバチを引き寄せる不思議なランがあるのをご存じでしょうか?実は、私も不勉強で知らなかったのですが、お客様から教えていただいて、新たな発見を致しました。

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花の詩vol.45『イチョウ』(イチョウ科)

 イチョウは中国原産の落葉高木です。世界最古の現生樹種の一つとされ、「生きた化石」とも呼ばれます。

 

 生長が早く、強い剪定をしても大丈夫な点や、燃えにくく大気汚染にも強いなど、街路樹や公園植栽として求められる性質を兼ね備えています。

 

 そのためイチョウは、日本全国幅広く植えられています。

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花の詩vol.44『ツワブキ』(キク科)

 ツワブキは、キク科ツワブキ属の常緑多年草です。海沿いの草原や崖などに自生しています。

 

 丸くてつやのある、フキのような葉が特徴的です。

 

 古くから庭に用いられてきたツワブキですが、好まれる理由がいくつかあります。

 

 まずは、日陰でもよく育つという点です。高木の真下などに植えても、元気に生育します。

 

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花の詩vol.43『ハギ』(マメ科)

 ハギはマメ科の落葉低木で、秋の七草のひとつです。分布は種類にもよりますが、日本のほぼ全域に自生します。

 

 背の低い落葉低木ではありますが、木本とは言い難い面もあります。

 

 茎は木質化して固くなりますが、年々太くなって伸びるようなことはなく、根元から新しい芽が毎年出ます。直立せず、先端はやや枝垂れます。

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花の詩vol.42『ネジバナ』(ラン科)

 ネジバナはラン科ネジバナ属の小型の多年草です。漢字では「捩花」と書きます。また、別名を「モジズリ(綟摺)」といいます。

 

 ネジバナは日当たりが良い芝生地や、背の低い草地でよく見られる身近な植物です。

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花の詩vol.41『タケ』(イネ科)

 皆さんご存じの通り、7月7日は七夕です。七夕にはタケ・ササに願い事を書いた短冊をつけた、いわゆる『笹飾り』をするのが習わしとなっています(笹飾り、と呼ばれますが、タケでも問題はないようです。)

 

 タケ・ササはどちらもイネ科タケ亜科に属します。

 

 一般的には背の高くなるものをタケ、小さなものをササと区別することが多いですが、植物学的には以下の違いで区別するそうです。

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花の詩vol.40『ベニバナ』(キク科)

 

 ベニバナは、キク科ベニバナ属の一年草、もしくは越年草です。

 

 原産地は特定されていないようで、アフリカのエチオピア、エジプトなど諸説あるようです。

 

  日本には6世紀ごろ、シルクロードを経由し渡来しました。

 

 

 

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花の詩vol.39『フジ』(マメ科)

 フジはマメ科のつる性落葉樹です。

 

  垂れ下がった穂のような花序に、紫や白、ピンク色の花をつけます。

 

 柔らかな、どこか女性的な美しさを感じさせる花です。

 

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花の詩vol.38『スミレ』(スミレ科)

~春の野にすみれ摘みにと来し我そ 野をなつかしみ一夜寝にける~ (万葉集・山部赤人)

 

 春の野原へすみれを摘みに来た私だが、その場への親しみを感じてしまい、つい一夜を明かしてしまったなぁ

 

 

「一夜を明かした」とありますが、実際に野原で一晩寝たわけではありません。山部赤人が、儚げに咲くスミレの姿を見て「それほどこの野原に親しみを感じた」という誇張表現のようです。

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花の詩vol.37『サクラ』②(バラ科)

 日に日に気温も高くなり、春の訪れを感じる時期となりました。

 

 日本の春に欠かせない花といえば、やはりサクラではないでしょうか。

 

 今年はウメに続き、サクラの開花も例年よりかなり早くなりそうです。

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花の詩vol.36『ウメ』②(バラ科)

 記録的な暖冬で、雪の降らない日が続く新潟。

 

 早春を告げる花であるウメですが、2月2日に早くも開花の発表がありました。これは、例年より41日、昨年より27日早く、観測史上最も早い開花だそうです。

 

 県内のウメの産地である田上町では、毎年4月に「田上うめまつり」を開催しているそうですが、今年は開催を早めるか、検討がされるようです。

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花の詩vol.35『マツ』(マツ科)

 『マツ』とはマツ科マツ属の植物の総称です。

 

 日本原産のものは7種類(クロマツ、アカマツ、ゴヨウマツ、ハイマツ、チョウセンマツ、リュウキュウマツ、アマミゴヨウ)が知られています。

 

 我々が住む新潟県とマツとは、切っても切れない深い結びつきがあります。

 

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花の詩vol.34『イネ』(イネ科)

 イネはイネ科イネ属の植物です。

 

 イネの仲間には野生イネと栽培イネとがあり、我々の主食であるお米は、栽培イネの種子を収穫したものです。

 

 トウモロコシ、コムギとともに世界三大穀物と言われ、全世界のコメの生産量は年間約4億8000万トンにものぼります(日本は約780万トン)。

 

 

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花の詩vol.33『ススキ』(イネ科)

 ススキはイネ科の多年草で、秋の七草のひとつに数えられます。

 

 十五夜の月見には、ススキの穂と白玉の団子とは昔から欠かせないものになっています。それほど、日本人はススキとの縁が深いのです。

 

 カヤで屋根を葺くことも、昔から行われてきました。

 

 ススキは、『尾花(おばな)』とも呼ばれます。風になびく穂の姿を指して呼ばれたものですが、秋の風情を強く感じる名です。

 

 また、前回のナデシコと同じく、万葉集に多く詠まれた植物でもあります(全43首)。

 

 

 

 

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花の詩vol.32『カワラナデシコ』(ナデシコ科)

 カワラナデシコは、秋の七草の一つです。

 

 日当たりのよい草原、河原、崖近くの斜面などの、水はけのよい場所に自生しています。

 

 野生種の花色は薄紅紫色で、地域によって濃淡があります。

 

 花弁は細かく深く切れ込んでいます。花期は7月から旧盆の頃までです。

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花の詩vol.31『ハイビスカス』(アオイ科)

 ハイビスカスと聞くと、ハワイのような常夏の島をイメージする方が多いと思います。

 しかし、実際にはハイビスカスの開花時期は6月から10月ごろまで。秋にもきれいな花を咲かせてくれます。

 

 ハイビスカスにはハワイアン系、在来(オールド)系、コーラル系という3つの系統があります。

 

 まずハワイアン系。こちらは園芸種の数が最も多い系統です。幅広の花弁で、大きな花をつけます。ただし、暑さにも寒さにもあまり強くありません。

 

 次に在来(オールド系)です。こちらは前述のハワイアン系の源流となった系統です。

 比較的小ぶりですっきりとした花をつけるものが多くあります。日本で一番多くみられる系統です。

 

 最後にコーラル系です。コーラルとは『珊瑚』のこと。花の形が珊瑚に似たフウリンブッソウゲを基に交配された系統です。細く垂れた枝先に小さな花をつけます。

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花の詩vol.30『ムクゲ』(アオイ科)

 インド・中国原産。韓国では「無窮花(ムグンファ)」といい、国花とされている。

 夏咲きの花木として多くの国で栽培されている。

 わが国では、庭木のほかに鉢植えや生垣として幅広く親しまれている。

 強い乾燥は好まないが、暑さ・寒さに強く全国ほとんどの地域で栽培できる。一つの花は1~3日の寿命だが、初夏から次々と開花するので長く花を楽しむことができる。

 また、公害に強く都市部でも育てやすい花木として評価が高まっている。

 開花してからの花の短さが日本人の好む感性「はかなさ」に通ずるとして、茶花や歌句の題材にも見受けられる。

 

「それがしも其(そ)の日暮らしぞ花木槿」 一茶

 

花の詩vol.29『ラベンダー』(シソ科)

 ラベンダーはシソ科の常緑小低木です。

 

 日本では北海道・富良野のラベンダー畑が有名かと思います。

 

 富良野地方で栽培されているのは主にイングリッシュラベンダーと呼ばれる種類です。高温多湿に弱く、寒さに強いのが特徴です。

 

 

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花の詩vol.28『ブナ』(ブナ科)

 日本列島の北部冷温帯には、ブナ、ミズナラからなる落葉広葉樹林が分布しています。そこでは、多種多様な動植物が共存する生態系が形成されています。

 

 ブナの種には、ドングリやトチの実のような渋みや苦みがないのだそうです。そして、数年に一度、森の生き物たちが食べ尽くせないほどの種をまいて、子孫を繁栄させてきました。

 おびただしい数の実を落とす植物にとっては、すべてが発芽してしまっては困るので動物に食べさせます。かといって、すべて食べさせてしまっては自身の子孫が育ちません。そこで、数年に一度の大豊作の年に子孫を残します。そして、不作の年をつくって動物が増えてしまうことを防いでいるのだといいます。

 何と植物が動物の個体数をコントロールしているのだそうです。

 

 地味で目立たないブナの花が、雪国の生物多様性を支えていることに、自然の偉大さを感じずにはいられません。

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花の詩vol.27『クロモジ』(クスノキ科)

 「クロモジ」という木を、皆さんはご存知でしょうか?

 

実は、″つまようじの木″として知られている木なんです。

 

 クロモジの枝からは良い香りがするため、古来より楊枝に用いられました。和菓子をいただくときに添えられる、太くて硬い楊枝などがそれです。

 

 低地の里山でよく見かける木ですので、その点でも材料にしやすかったのかもしれませんね。

 

 

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花の詩vol.26『福寿草』(キンポウゲ科)

学名:アドニス・アムルエンシスというように、自生地はシベリア南部と中国北部(アムール川流域)、朝鮮半島及び日本である。

早春に花を開き、同時に茎葉も伸びだして、6月には地上部は枯れて地下で芽が少しずつ大きくなる。

暑さに弱いが寒さにはかなり強く、土が凍っても生育できる。

 

《きれいな花を見るために》

・乾燥が嫌い:窓越しの日が当たる無暖房の部屋が理想。暖房器具の近くは過乾燥になるので避けること。

       1日1回は霧吹きで水を与え、芽の表面がパリパリに乾いてしまったら静かに皮をむいてあげ

       るとよい。

・加湿が嫌い:根腐れの原因となるので鉢の受け皿に水を溜めないようにし、表面の土が乾いてから水やりを

       行う。

《もう一度花を見るために》

・根は30㎝以上も伸びる:地植えが理想。鉢植えであれば、春になったら7号鉢以上の腐葉土たっぷりの柔

             らかな土に植え替える。

・暑さが嫌い      :春は日当りがよく、夏は木陰になる落葉樹の下が理想的。地上部が見えなくても

             土の中で育っているので乾燥に注意。

・1年だけであきらめず :株が弱っていると翌年に花が咲かないこともあるが、生産地では3年間育てて花

             を咲かせている。

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花の詩vol.25『カエデ類』(カエデ科)

 皆様はカエデと聞くと何を思い浮かべますか?

 

 ひとつ有名なのは、カナダの国旗(サトウカエデの葉)でしょうか。カナダと言えばメープルシロップ。こちらはサトウカエデの樹液を煮詰めてつくられます。

 

 カエデ属は世界に約150種、日本にも26種が確認されている、我々にとって非常に身近な樹木です(右の写真はイロハモミジ)。

 

 カエデと言えば、やはりまず目が行くのが、この特徴的な葉の形でしょう。

 

  掌状に切れ込むもの(イロハモミジなど大多数)、複葉のもの(メグスリノキ、ミツデカエデ)、まったく切れ込まないもの(ヒトツバカエデ、チドリノキなど)と様々ですが、どれも葉が2枚ずつ枝に向き合ってつく(対生する)点は共通しています。

 

 

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花の詩vol.24『ハス』(ハス科)

 7~8月頃に花を咲かせる水生植物です。

 

 「ハス」という名の由来は、「蜂巣(はちす)」が訛ったものだそうです。花が落ちた後にあらわれる果托(かたく)がハチの巣に似ていることから、こう呼ばれるようになりました。

 

 

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花の詩vol.23『スイレン』(スイレン科)

「ハス」と混同されがちだが、ハスはハス科で別ものである。

和名のヒツジグサ(未草)は「未の刻(午後2時)」に花を咲かせるからと言われている。

実際は明るくなると咲き、暗くなると花を閉じる。

漢名の「睡蓮」はその習性を表しているのだろう。

 

 

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花の詩vol.22『ヒメイワダレ草』(クマツヅラ科)

ヒメイワダレ草は東南アジアから南米にかけての亜熱帯に自生する多年草です。

 

繁殖力は旺盛で他の雑草の生育抑制が期待できるので、グランドカバープランツとして人気となっています。

耐寒性があり肥料もほとんど必要ありませんが、極端に日陰の場所や水はけが悪く常に湿潤なところでは、生育不良となる場合があります。

 

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花の詩vol.21『ウツギ・バイカウツギ』(ユキノシタ科)

 ウツギと名のつく植物は、ウツギ・バイカウツギ・タニウツギ(スイカズラ科)など多数あります。

 

 左の写真はウツギの花です。小さく可愛らしい花をつけます。

 

 

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花の詩vol.20『モモ』(バラ科)

 昨今、モモの花はひな祭りに飾るものと思われがちですが、新暦3月3日に自然にモモの咲くところはほとんどありません。

 

 例年、モモの開花時期は3月中旬~4月中旬頃です。

 

 また、ひな人形とモモの花を一緒に飾るという風習は、どうやらごく最近言われるようになったもののようです。

 

 

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花の詩vol.19『ウメ』(バラ科)

ウメ(バラ科)

 ウメは中国原産でありながら、最も日本的な花のひとつとして親しまれています。

 

 サクラと同じバラ科ですが、サクラの華やかさに比べて、より素朴な印象を与えるところがウメの良さと言えるでしょう。苔むした古木の枝に咲く花の風情は、まさに日本的です。

 

 

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花の詩vol.18『お正月を彩る縁起物』

ヤブコウジ(ヤブコウジ科、別名:幸事、十両)

カラタチバナ(  〃  、別名:百両金)

センリョウ(センリョウ科)

マンリョウ(ヤブコウジ科)

 

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花の詩vol.17『チャ』(ツバキ科)

原産地は中国・インド・ベトナムとされ、熱帯から暖帯のアジアに広く分布している。

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花の詩vol.16『ムラサキシキブ』(クマツヅラ科)

名の由来は、「紫敷き実」が訛ったとも、平安時代の才媛・紫式部にたとえ美化したものとも言われる。

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花の詩vol.15『キンモクセイ』(モクセイ科)

中国原産。春の訪れを知らせてくれる香りがジンチョウゲなら、秋の深まりを感じさせてくれるのはキンモクセイか。

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花の詩vol.14『サルスベリ』(ミソハギ科)

中国南部原産。日本では、江戸時代の頃にはすでに花木として人気があったようだ。

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花の詩vol.13『アヤメ』(アヤメ科)

新潟県では新発田市の花に指定されている。

 

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花の詩vol.12『ハナカイドウ』(バラ科)

リンゴ属の落葉高木。中国原産で、日本には江戸時代前半には入ってきたと考えられる。

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花の詩vol.11『コスモス』(キク科)

日本各地の秋の人里を彩るコスモスの花。その姿は、代表的な秋の風物詩として親しまれている。

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花の詩vol.10『ヒマワリ』(キク科)

ヒマワリは、観賞用のほかに、果実を炒って食べたり、食用油をとるのでよく知られています。原産地はアメリカです。

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花の詩vol.9『ナツツバキ』(ツバキ科)

ナツツバキは一名をシャラノキといい、ヒメシャラはナツツバキより花が小さいことからその名が付きました。

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花の詩vol.8『ヤマブキ』(バラ科)

ヤマブキは、谷沿いの湿った斜面に群生する低木で、日本全国のほか中国にも分布しています。

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花の詩vol.7『シダレザクラ』(バラ科)

弊社名「景」の印刷物の書体は、新発田市板山の禅寺 護法山板山寺(曹洞宗)前住職 故石井月照師によるものです。平成9年、社名を変更する際に書いていただきました。

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花の詩vol.6『サザンカ』(ツバキ科)

サザンカの野生種は山口県と四国、九州から沖縄にかけての山地に分布し、10月から12月にかけて6~7弁の白い花を咲かせます。

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花の詩vol.5『リンドウ』(リンドウ科)

秋を静かに彩るリンドウ。漢字では「竜胆」と書きます。

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花の詩vol.4『アジサイ』(ユキノシタ科)

集まる藍色の花というところからこの名がつけられたように、雨に濡れて咲く真っ青なアジサイの花は、目にしみ入る美しさです。

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花の詩vol.3『ヤマボウシ』(ミズキ科)

水平に広く伸びた枝いっぱいに上向きの白い花をたくさん開きます。

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花の詩vol.2『ヒメサユリ』(ユリ科)

 ヒメサユリは、別名オトメユリとも呼ばれるわが国固有のユリです。

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花の詩vol.1『ユキグニミツバツツジ』(ツツジ科)

春早く、葉が開く前に赤紫色の花を枝先に付けます。花が終わると、枝先に菱形の葉が3枚開くことからこの名があります。

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