花の詩vol.69『ポーチュラカ』(スベリヒユ科)

 更新が大幅に遅れてしまいました。申し訳ありません。

 

 ポーチュラカは、南北アメリカを中心とした熱帯~温帯を原産とするスベリヒユ科の植物です。

 

 地面を這うように茎を伸ばし、初夏から秋にかけて花を咲かせ続けます。

 

 温暖な地方では1~2年草、もしくは多年草ですが、寒さに弱いため日本では1年草として扱われることが多いようです。

 反面、夏の暑さや乾燥にはめっぽう強い花です。

 その理由は、多肉質な茎や葉が多くの水分をため込むことによります。

 水やりも土が乾燥したらやる程度でよく、園芸初心者の方でも非常に育てやすい花です。

 「いつも元気」はポーチュラカにぴったりな花言葉ですね。

 

 花の色は赤、ピンク、黄、白、紫など。朝に咲いた花が午後に萎れる、いわゆる一日花です。

 ただ、品種改良が進んだことで夕方まで咲き続けるものも出てきています。

 日の光に反応して開花する性質があるため、日当たりの良い場所に植えることが大切です。

 

 また、ポーチュラカは挿し木によって簡単に増やすことが可能です。

 切った枝をそのまま花壇に挿しておくだけで、高確率で活着します。

 

 暑さに負けず、元気に咲き誇るポーチュラカ。

 夏の花壇の彩に、植えてみてはいかがでしょうか。