花の詩vol.47『マンサク』(マンサク科)

 マンサクは、日本の低山地に自生する花木です。

 

 春にさきがけ、細いリボン状の黄色い4弁花を枝いっぱいにつけ、野山を明るく彩ってくれます。

 

 春一番に咲く(まず咲く)ことから、この名があるといわれます。

 幼木のうちから花をつけ、成木でも3.5~4mの高さで株立ちとなり、横枝も張らないので狭いところでも楽しめます。

 

 また、幹が比較的片側に傾く性質があるので、塀の脇など反対側に枝を出せない場所や、庭に動きを出したい場合には最適です。

 

 この記事の写真は、新潟県新発田市にて撮影されました。本来のマンサクは本州太平洋側~九州に分布しますが、こちらは日本海側ですので、『マルバマンサク』と思われます。