学名:アドニス・アムルエンシスというように、自生地はシベリア南部と中国北部(アムール川流域)、朝鮮半島及び日本である。
早春に花を開き、同時に茎葉も伸びだして、6月には地上部は枯れて地下で芽が少しずつ大きくなる。
暑さに弱いが寒さにはかなり強く、土が凍っても生育できる。
《きれいな花を見るために》
・乾燥が嫌い:窓越しの日が当たる無暖房の部屋が理想。暖房器具の近くは過乾燥になるので避けること。
1日1回は霧吹きで水を与え、芽の表面がパリパリに乾いてしまったら静かに皮をむいてあげ
るとよい。
・加湿が嫌い:根腐れの原因となるので鉢の受け皿に水を溜めないようにし、表面の土が乾いてから水やりを
行う。
《もう一度花を見るために》
・根は30㎝以上も伸びる:地植えが理想。鉢植えであれば、春になったら7号鉢以上の腐葉土たっぷりの柔
らかな土に植え替える。
・暑さが嫌い :春は日当りがよく、夏は木陰になる落葉樹の下が理想的。地上部が見えなくても
土の中で育っているので乾燥に注意。
・1年だけであきらめず :株が弱っていると翌年に花が咲かないこともあるが、生産地では3年間育てて花
を咲かせている。