花の詩vol.5『リンドウ』(リンドウ科) 秋を静かに彩るリンドウ。漢字では「竜胆」と書きます。 古来その根は漢方の健胃薬として利用されてきました。しかし苦いこと甚だしく、その苦味はあの有名な熊胆(ゆうたん)をしのぐほどであるということで、熊よりも上位の動物である「竜」の名をつけたとか。 竜や麒麟は中国の想像上の動物。なかでも竜は最高位ですから、あえて竜胆と名づけて、貴重な熊の胆の代用にしたのかもしれません。 植物名は、その竜胆(りゅうたん)がなまってリンドウに変化したとされます。 tagPlaceholderカテゴリ: 花の詩, 2015, 花の街